世界堂で売っている絵の、4割はこの作家ではないのか?と思うほどの量。
名前は始めて見た作家名で、絵も、いわゆるベタな作風(実家の親とかが喜びそうな厚塗りの形を抽象化したような油絵なのである)
その作家の名前は
奥田省一(おくだしょういち)
1925年熊本生まれ
日本美術学校修学
画業50年、日展系各美術団体(光風会、一水会他に出品)
1972年より毎年渡欧20回以上、現場主義を貫く
国内有名デパート画廊で個展100回以上
2008年 5月 83才没
どうでしょう?
おじいさんだから許されるのか、それとも、いい絵なのか・・・・
そして、なぜ世界堂に大量に売られているのか・・・
親族や奥さん達は、投げ売りのように売られている省一氏の絵を見たことがあるのだろうか・・・。
と思いを巡らせつつ、個人的な部分で複雑な気持ちになった。
それは、作家になりたくて絵の学校に行き、それなりにまじめに絵を描いて過ごした大学の数年間。
絵の勉強だけで行けば、高校時代からかれこれ20年、でも、世界堂で私の絵は売っていない。
ましてや、1号 5000円ででも世界堂からオファーがあったためしは無い。
絵描きの幸せは、絵が売れること?それともそれなりの見識のある人たちに認められること?
彼の絵は、確かにいろんな人の目に触れて、たまに買われていっているのだろう。
たくさんの氏の絵を見ているうちに、考えさせられた時間だった。
でも、個人的な意見を言わせてもらえば
奥田さんの絵は、良くない。(ごめんなさい奥田さん)
もし、絵が欲しい人がいれば、私が描くのでリクエストください。
奥田風でというリクエストなら、描きますよ。
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