クレヨンしんちゃんの父、逝く:topologyplan66

残念ながら、クレヨンしんちゃんの作者 臼井義人さんが、帰らぬ人となった。

 

クレヨンしんちゃんを始めてみるきっかけになったのは、中国出張がきっかけで、いわゆる「海賊版」での出会いが始めて。

 

中国ではDVD一枚が100円前後で売られており、その中でも日本のアニメは絶大な人気を誇っていた。

ジブリ作品、藤子藤雄作品にならび「クレヨンしんちゃん」はどこに行ってもあったし、街中でもいろんなポスターになっていた(もちろんニセモノなのだが)。

今回の訃報は、日本とは言わず、アジア全体で悲しみを呼んでいるのではないだろうか。

 

それまでは、下品なギャグマンガ、程度にしか思ってなかったしんちゃんだったが、DVDを見て驚いた。

最初に見たのは「大人帝国の逆襲」次に、「嵐を呼ぶアッパレ!戦国代合戦」。

 

最初の出会いが良かったのも確かだが、この二作に関しては、けして子供だましの作品ではなく、大人が見て感動する作品だった。じつはちょっと泣いたりしたのも事実。

 

PTAからの受けはすこぶる悪いが、個人的には率先して子供に見せたい作品だったりする。

その生みの親である、作者臼井さんがなくなったのは、正直残念。

 

映画はこれからも作られるとは思うが、原作者が居なくなる、というのは非常に残念だ。

 

臼井さんの最新ニュースに関しては以下に。

 

臼井さんの遺体が納められているとみられる棺が、関係者の手で斎場に運び込まれる
臼井さんの遺体が納められているとみられる棺が、関係者の手で斎場に運び込まれる 
Photo By スポニチ

 漫画「クレヨンしんちゃん」の作者で、群馬県下仁田町の荒船山で遺体で発見された臼井儀人さん(享年51)の密葬が22日、埼玉県春日部市内の葬儀場でしめやかに営まれた。 

 出版元の双葉社の関係者ら約30人が参列。妻の久子さんら遺族は、報道陣の目を避けて裏口から出入りした。出棺の際は、建物と報道陣の間にマイクロバスが止められ、取材カメラの死角になるバスの裏側に霊きゅう車。遺体を納めた棺も裏口から運び出され、斎場に向かった。久子さんは車内でもひさしの大きな帽子を目深にかぶり、表情はうかがえなかった。

 葬儀関係者によると、キリスト教式だったため祭壇に位牌などはなく、花だけが飾られていた。遺影も用意されなかったという。遺体はこの後、近くで荼毘(だび)にふされた。

 臼井さんは11日から行方不明となり、遺体は20日に荒船山の崖下から収容された。群馬県警下仁田署は事故と自殺の両面から調べている。双葉社関係者によると、密葬は「本当に近しい人だけ」で故人をしのんだといい、後日、お別れの会を開きたいとしている