サラリーマンのお小遣い:topologyplan100

不況の嵐吹き荒れる中、わたくしも嵐の真っ只中に居りますが、

ふと、まさに今、2009年のサラリーマンのお小遣いはいったいいくらくらいなのか?という疑問にぶちあたり調べてみました。

 

 

 

データは新生フィナンシャルのデータより抜粋してみた。

まず、サラリーマンの平均お小遣いについてのデータ。

 

2009年のサラリーマンの平均小遣い額は45,600円に。
昨年より700円ダウン

 

全体平均  45,600円(100円台以下は四捨五入)
●年代別 2009年(2008年)
20代=45,600円(51,700円)
30代=47,300円(40,700円)
40代=43,200円(44,100円)
50代=46,200円(48,700円)
●未既婚別
未婚=55,700円(54,000円)
既婚=39,700円(39,400円)
●子どもの有無
あり=36,900円(39,300円)
なし=54,100円(52,300円)
●奥さんの就業状況
専業主婦=38,200円(44,000円)
共働き=41,000円(34,600円)
●居住地域
首都圏=50,600円(51,900円)
関西圏=46,000円(54,200円)
東海圏=39,900円(41,300円)
その他=41,100円(37,400円)

 

これまでの平均小遣い額
2009年 45,600円 1995年 58,700円
2008年 46,300円 1992年 70,500円
2007年 48,800円 1990年 76,000円
2006年 45,400円 1989年 53,000円
2005年 40,600円 1988年 53,800円
2004年 38,300円 1987年 53,000円
2003年 42,700円 1986年 54,600円
2002年 54,900円 1985年 50,700円
2001年 58,300円 1984年 50,600円
2000年 60,300円 1983年 47,600円
1999年 54,800円 1982年 34,200円
1998年 55,800円 1981年 40,400円
1997年 66,900円 1980年 39,600円
1996年 60,800円 1979年 30,600円
※91、93、94年は調査せず
今回の調査におけるサラリーマンの一カ月の平均小遣い額は、「45,600円」となり、昨年の46.300円より700円のダウンとなりました。昨年は対前年2,500円のマイナスでしたが、今年は微減となりました。小遣い額のピークは、バブル期の1990年の76,000円でした。その後、株価の下落と連動するかのように小遣い額も下降傾向が続き、2004年には38,300円とバブル期から半減。2005年から3年連続で回復基調にありましたが、昨年よりまた減少に転じました。年代別でみると、30代を除いて、全ての年代で減少しました。減少額は、20代が最も大きく6,100円。唯一増加した30代は、6,600円のアップでした。この結果、昨年までは平均小遣い額が最も多かった20代が今年は3位に転落し、代わって30代が、47,300円でトップとなりました。世帯で比較してみると、専業主婦世帯では約6,000円ダウンしている一方で、共働き世帯では逆に約6,000円アップしています。やはり1つの財布より、2つの財布の方が強いということでしょうか。
地域別でみると首都圏とそれ以外の地域の開きが大きくなっています。関西圏での減少幅は特に大きく8,200円もダウンしました。東海圏の小遣い額が最も低く、40,000円を割り、39,900円となりました。

1974年から現在までのお小遣い額推移を見ると、やはりバブル時代(90年前後)の76000円が筆頭で、今との差は 20400円。ひと月20,000円の差はなかなかにでかい。

ひと月のお小遣い推移
ひと月のお小遣い推移

減ったお小遣い。

その使い道は何なのか?

以下のデータを見ると面白い。全体としては、昼食代と趣味の費用に使われている比率が高いが、20代と他の世代の「携帯電話代」の比率の差が現代をあらわしているように見える。

半数以上の人が、小遣いの使い道として、「昼食代」と「趣味の費用」をあげる
  昼食代 趣味の費用 飲み代 嗜好品代 雑誌・書籍代 携帯電話代 車関係・ガソリン代 身だしなみのための費用 洋服・くつなどの費用 家族への気配り 喫茶代 職場の
部下への気配り
資格取得のための費用 その他
全体 57.2 50.6 44.8 42.2 37.2 27.4 25.0 22.4 18.8 18.6 15.4 12.2 7.0 1.8
20代 60.0 53.6 44.0 46.4 34.4 41.6 26.4 29.6 28.8 16.0 16.0 4.8 9.6 0.8
30代 54.4 52.8 36.8 43.2 43.2 29.6 24.0 22.4 20.0 18.4 15.2 11.2 11.2 2.4
40代 56.0 47.2 49.6 41.6 43.2 20.0 27.2 18.4 11.2 19.2 15.2 15.2 4.8 1.6
50代 58.4 48.8 48.8 37.6 28.0 18.4 22.4 19.2 15.2 20.8 15.2 17.6 2.4 2.4
首都圏 69.2 54.4 50.8 45.1 44.1 30.8 16.9 23.1 19.5 19.0 22.1 12.8 7.2 3.1
関西圏 53.2 46.8 37.2 40.4 36.2 24.5 19.1 21.3 17.0 22.3 10.6 14.9 6.4 1.1
東海圏 51.0 49.0 34.7 34.7 28.6 26.5 34.7 20.4 18.4 16.3 14.3 8.2 12.2 0.0
その他 46.9 48.8 45.1 42.0 32.1 25.3 35.2 22.8 19.1 16.7 10.5 11.1 5.6 1.2

そして最後に、不安要素についてのデータ。

ここでも、世代ごとの特徴が見て取れて面白い。

20代は       「将来計画」が第一位であるのに対して

30代、40代は  「会社の将来性」が第一位なのに

50代になると   「年金」 が第一位なのである。

20代はまだ未来に夢や理想を持っているのに対し、30,40代は会社自体への依存の姿勢が見え、50代になると、リタイヤを視野に入れて「年金」が一位になるという、世代の思考がそのまま出た形だ。

サラリーマンが抱く不安、第1位は「老後」、第2位「自分の将来設計」、第3位「会社の将来」

  老後 自分の将来設計 会社の将来性 年金 リストラ/減給 日本の政治 親の介護 職場の人間関係 身体的な問題 子どもの教育 資産の目減り 精神的な問題 地球環境問題 家族とのコミュニケーション マクロ経済 その他 感じていない
全体 45.8 44.0 43.2 39.8 28.0 24.8 24.2 23.4 22.4 21.4 17.0 16.8 12.8 9.6 4.2 1.0 5.2
20代 33.6 51.2 40.0 30.4 25.6 23.2 20.0 29.6 17.6 11.2 10.4 25.6 12.0 4.8 3.2 0.8 9.6
30代 43.2 44.8 46.4 41.6 28.8 27.2 24.8 23.2 27.2 29.6 19.2 20.8 13.6 11.2 4.8 2.4 3.2
40代 40.8 36.8 52.8 33.6 32.0 24.8 25.6 19.2 26.4 31.2 15.2 15.2 11.2 15.2 4.8 0.0 7.2
50代 65.6 43.2 33.6 53.6 25.6 24.0 26.4 21.6 18.4 13.6 23.2 5.6 14.4 7.2 4.0 0.8 0.8

この不況の時代。

 

お小遣いの額も気になるが、この先の子供達の未来が不安でならない。

少なくとも、今の世代で作れるもっと過ごしやすく健全な生活作りを私なりに開拓するしかないのかもしれない。

楽しんで頑張っていかなくちゃ。