日本の相撲・・・大丈夫なんだろうか？

確かに「国技」だし「格式」は必要だけど、

そもそも相撲って、日本人のもっと身近にあってよいスポーツだったはずでは？

高校時代に相撲部だった自分にとっては、体もさほど大きくなく、技と気持ちを前面に出して戦う朝青龍という力士は非常に魅力的で、往年の力士、大関北天佑や、琴風、そして横綱北の海などを彷彿とさせていて、でかいだけの小錦や、弱気の曙などの勝ちパターンを持っているデカイだけの力士に比べれば朝青龍ほど「横綱」っぽい横綱は居ないなぁって思っていたりして。

　確かに素行が悪いのは悪いのだけど、「強さ」「魅せる」という意味では久々に、相撲って面白いなぁって感じていたし、あるいみ豪放磊落で、場所中でも銀座で飲んでる、でも勝っちゃう。みたいな、そんな横綱が居ても面白いと思ったりするのだけど、いつの間にか、相撲は格闘技ではなくて、伝統芸能になってしまっていたんだなぁと、残念に思う今日この頃です。

　ヒール役の「横綱」が居なくなってしまって相撲は大丈夫なんだろうか？

そうそう、そういえば朝青龍を見るにつけ「ああ播磨灘」という漫画を思い出していた。

播磨灘という圧倒的な強さの横綱が居て、コスプレもどきで土俵入りをしたり、素行が悪かったりするのだが、けして負けることが無く、とにかく強すぎるほどに強い。最初は嫌なやつと思ってみているけれど、いつしかその圧倒的な強さとパフォーマンスに魅力を感じてしまっていた。

漫画の世界の話なので比較してはいけないとは思うけど、似たような魅力を感じていたのは確か。

もう少し、朝青龍の相撲を見ていたかったファンとしては、あれだけ強い横綱を「辞めさせて」しまってよいものだろうか？と思ったりするのだけど。。。大人の事情なんだろうか。