東北復興「起きあがれ!こけし」:topologyplan192

復興支援のプロダクトをリリースしました。

「絶対に倒れない不屈のこけし」

宮城の工芸品の復興・雄勝硯の再興を願って作られた、絶対に倒れない必ず自力で立ち上がる不屈のこけしです。


2010仙台市技能功労賞を受賞した遠刈田系こけし職人早坂政弘 作。
東日本大震災の津波被害で、生産停止に追い込まれている石巻市雄勝町の「雄勝硯(すずり)」の原料となる、硯の原石(玄昌石)を腹部に内包しています。
売上一つ当たり500円を、硯製造を担う雄勝硯生産販売協同組合に支援金として送ります。

●素材:ミズキ、雄勝石、鉛
●高さ:8.5センチ
●作・早坂政弘
(遠刈田系こけし職人・2010仙台市技能功労賞受賞)

 

起きあがれ!こけし
起きあがれ!こけし

東北で未曾有の被害を出した、東日本大震災ですが震災後、宮城出身の私は特にボランティアで宮城入りするでもなく、なんとか自分なりの宮城・東北支援ができないかと、悶々とする日々を過ごしていました。

 

GWを少し過ぎたあたりに、帰省しその際に、数年前よりお付き合いさせていただいている、東北工芸さんに伺い震災時の被害状況や、復興に向けた取り組みについてお話する機会があり、その中で、石巻の雄勝町の被害が大きいことや、東北の工芸品や、工芸品を作る地域そのものもかなり痛んでいる、という事を伺いました。

 

私の実家は、鳴子町と合併した町でもあり、鳴子のこけしは、かつてかなり有名な民芸品だったものの、いまではマニアの嗜好品となっていることも伝え聞いていたので、それら民芸品の復興と、震災の復興、そして継続可能な何かが作れないかと考え出したのが、この「起きあがれこけし」になります。

 

こう書くと、悩みぬいた末の渾身のプロダクトという感じですが、生まれた瞬間は、暗いことではなくもっと楽しく参加できるきかっけ作りとして、楽しい打ち合わせの中で生まれたものという事を付け加えます。

笑いのあるところには、人もお金も集まると思うので、楽しく参加できる仕組みづくりと、継続しやすい企画が必要だと考えています。

まだ、初期段階ですので、今後の展開にもご期待ください。

 

新聞/ニュース等でも取り上げてもらい、雄勝町復活に向けて、粛々と展開中です。